小さい飲食店を開業したい!費用や物件選びのコツを解説
飲食店の開業を考える際、一人で運用するために小さいお店からスタートしようと考える方も少なくないのではないでしょうか。
しかし、初めて開業する場合「手順や物件選びの方法がわからない…」とお悩みになる方もいるでしょう。
そこで今回は、小さい飲食店を始める手順や費用の目安、物件選びのコツについて解説します。
飲食店の開業をお考えの方は、ぜひ参考になさってください。
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小さい飲食店を開業する手順
まずは、小さい飲食店を開業する手順について解説します。
手順1:事業計画を立てる
まずは、事業計画を立てることから始めます。
飲食店と一口にいっても、さまざまな種類があるので、どのようなお店にするのかを決めてください。
カフェやラーメン屋、居酒屋やケーキ屋など、コンセプトを明確にすることがポイントです。
コロナウイルスの流行をきっかけに、テイクアウト専門店やデリバリー専門店なども人気があります。
お店の種類によって、開業する場所やターゲットも異なるでしょう。
事業計画書の作成や費用を計算するときに、どのようなお店であるかを明確にすることはとても大切です。
手順2:メニューと価格を考える
事業計画を立てたあとの手順は、メニューと価格を考えることです。
コンセプトに適したメニューであることはもちろん、ターゲットのニーズに合ったものを提供する必要があります。
また、小さい飲食店であっても、ご自身のお店ならではの看板商品があると、より多くの方が注目してくれるでしょう。
そして、価格を決めるときは、黒字化できるように考えることも重要です。
手順3:物件を探す
次に、お店として利用する物件を探します。
その際、エリアや予算を絞って探したり、開業するための条件も決めておいたりするのがおすすめです。
また、物件を探すときは、同じエリアに競合があるかどうかもチェックしておきましょう。
しかし、物件が決まったからといって、すぐに営業を開始できるわけではありません。
なぜなら、開業できるようになるまでには、さまざまな手続きや内装工事などが必要なため、物件選びは早めにおこなっておくと良いでしょう。
手順4:資金を調達する
小さい飲食店であっても、初期費用や運転資金などの資金調達をおこなうのが一般的です。
なぜなら、まとまったお金が必要になり、貯金だけでは足りない事態に陥る可能性があるからです。
主な調達方法として、金融機関から融資を受けたり、開業のための補助金を受けたりするという方法があります。
また、自治体によっては、助成金制度をおこなっている場合もあるため、確認してみると良いでしょう。
手順5:必要なものを購入する
飲食店の場合、厨房設備や調理器具、空調設備などは必須といえます。
そのほかにも、テーブルや椅子、カトラリーやお店の看板なども必要になるでしょう。
また、店内を演出するための、照明器具やインテリアなども、必要アイテムとなります。
手順6:届け出を出す
小さい飲食店を開業するにあたり、必要となる届け出は下記のとおりです。
●食品営業許可申請
●火を使用する設備等の設置届け
食品営業許可申請とは、お店の大きさに関係なく必要な書類です。
その書類を保健所に申請し、検査で問題がないと判断されれば、営業の許可をもらえます。
そして、火を使う場合は、設備の設置届けも必要です。
そのほかにも、自治体が必要だと判断した届け出があれば、準備しておきましょう。
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小さい飲食店を開業するためにかかる費用の目安
続いて、小さい飲食店を開業するためにかかる費用の目安について解説します。
目安の費用
飲食店を開業するためには、最低でも500万円以上の費用がかかります。
ただし、設備がない状態であれば、小さいお店でも1,000万円以上となるケースも珍しくありません。
また、開業する場所や飲食店の種類、お店の規模によって、費用は異なります。
さらに、開業時にかかる費用だけでなく、家賃や光熱費、仕入れの費用などの運転資金も必要です。
そのため、自己資金でどのくらい賄えるのか、融資や助成金の金額なども考慮し、資金計画を立てましょう。
物件取得費
物件に対してかかる費用は、家賃の半年~10か月分が目安です。
これには、前家賃や敷金礼金、仲介手数料などが含まれます。
家賃が高いほど、物件取得費も高額になるので注意が必要です。
工事費
工事費とは、小さい飲食店を開業するためにかかる外装費や内装費のことです。
一般的には、300万円~500万円ほどかかるといわれています。
ただし、物件の状態によっては、そのままの状態でお店をオープンすることもできるため、費用を節約することが可能です。
もし、なにもない状態であれば、設備をすべて準備しなくてはなりません。
広告費
集客をおこなうためには、広告費も必要です。
広告の方法としては、お店の周辺にポスティングチラシを配ったり、インターネット上に情報を掲載したりといった方法があります。
近年は、SNSを利用した広告もあり、ターゲットやお店のコンセプトに適した方法を用いることがポイントです。
運転資金
運転資金は、家賃や光熱費以外にも、人件費や仕入れの費用がかかります。
小さい飲食店であれば、人件費は抑えられるものの、食材の仕入れは必ずかかる部分です。
そのため、運転資金をおさえるためには、原価を抑える方法を考えるなどといった方法が考えられます。
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小さい飲食店を開業する際の物件選びのコツとポイント
最後に、物件選びのコツとポイントについて解説します。
資金調達前に物件選びをおこなっておく
ポイントとしてまず挙げられるのが、資金調達前に物件選びをおこなっておくことです。
ここで、先に資金を準備した方が良いのではないかと思う方もいらっしゃることと思います。
しかし、金融機関から融資を受ける場合は、事業計画書の提出が必要です。
家賃がどのくらいかかるのか立地はどこなのか、どのような飲食店なのかという点を判断できなければ、融資を受けることが難しくなります。
そのため、物件選びをおこなったあとに資金調達をするのが、基本的な流れとなります。
施工業者にも同行してもらい内装や外装を一緒にチェックする
物件探しでは、施工業者にも同行してもらい、内装や外装を一緒にチェックすることも大切です。
自分だけで物件を決めて、希望の仕上りを施工会社に伝えても、実際にはできないというトラブルが起こる可能性あります。
そのため、施工業者に同行してもらうことによって、希望の工事が可能か否かを判断してもらうことが可能です。
また、費用の目安についても、確認することができるでしょう。
スケルトン物件か居抜き物件か選ぶ
物件選びでは、スケルトン物件か居抜き物件、どちらにするのかも検討します。
スケルトン物件とは、設備などがない状態の物件のことです。
これは、一からお店をつくることができるのがメリットですが、小さいお店でも費用が高額になりやすいのがデメリットとなります。
居抜き物件は、前の入居者が利用していた設備や内装がそのまま残っている物件です。
飲食店の場合、厨房設備や空調設備、なかにはテーブルや椅子などが残っているところもあります。
居抜き物件では、コストを抑えられる反面、ご自身のお店とコンセプトが異なる内装の場合、工事が必要になるため注意が必要です。
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まとめ
小さい飲食店を開業する場合は、事業計画を立てたり物件を選んだり、必要なものの購入や各種届け出の申請などをおこないます。
飲食店の場合、物件取得費や内外装費などで、最低でも500万円以上の費用が必要です。
物件選びのポイントとして、資金調達前に物件選びをおこなっておくことや施工業者に同行してもらうこと、スケルトン物件か居抜き物件かを選ぶことが挙げられます。
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