テナント物件と店舗の違いは?業種や物件の選び方についてもご紹介!

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テナント物件と店舗の違いは?業種や物件の選び方についてもご紹介!

開業を検討している方は、テナントと店舗、どちらを借りようか迷っている方も少なくないと思います。
そもそもテナントと店舗の違いがいまいち分からなかったり、物件選びに苦戦していたりとなかなか上手く進まないこともあるでしょう。
そこで今回は、テナントと店舗の違いにあわせて、テナント物件の業種、物件の選び方についてもご紹介いたします。

テナントと店舗の違いとは?

テナントと店舗の違いとは?

「テナントと店舗の違いは?」と聞かれても、はっきりと答えられる方は少ないかと思います。
では、テナントと店舗の違いは何でしょうか。

テナントの意味

テナントとは、商業施設の一部分を借りて商品の販売をおこなう借主を指します。
最近は呼ばれ方の幅が広がり、事業を展開する行為を指したり、その場所を指したりすることも少なくないです。
たとえば、よく張り紙で見る「テナント募集!」とは、スペースを借りてくれる人の募集を示しています。
しかしテナントの本来の意味は不動産を賃貸契約に基づいて借りる人、つまり借主を指す言葉でした。
そして、テナントとして呼ぶことができないのは、普段の生活で利用している「居住目的」の物件です。
テナントには飲食業や物販業、オフィスなどの業種があり、それぞれの業種に沿って適切なテナント物件を選ぶことが大切です。

店舗の意味

店舗とは、商品を展示して販売するための建物を指します。
この言葉は、商業活動がおこなわれる場所としての店や施設を意味し、ビジネスシーンで頻繁に使用されます。
たとえば、あるブランドが新しい店舗を開設したり、店舗デザインを一新したりする際にこの言葉が用いられるでしょう。
また、店舗はブランドや企業の顔としての役割も果たし、顧客体験やブランドイメージを形成する上で重要な要素となります。
そして、オンラインショップと対比されることもあります。
「実店舗」という表現が使われることで、実際に足を運んで商品を手に取ることができる場所という意味も持ち合わせるのです。

テナントと店舗の違い

テナントと店舗は、それぞれ当てている焦点が異なります。
テナントは建物内での事業活動をおこなうための場所を借りることに重点を置いています。
先述したように、とくに商業施設で見られ集客力や運営本部のサポートなどを得られる点がメリットとして挙げられるでしょう。
しかし営業自由度の制限や競合の多さなどのデメリットもあるので、しっかり店舗と比較検討する必要があります。
そして店舗はその場所での商売やサービス提供に焦点を当てており、その地域の需要や競合他社との差別化を考える必要があるでしょう。
路面にある店舗は通行人の目に触れやすく、アクセスが容易であるため、顧客の来店誘致がしやすいというメリットがあります。

テナント物件の業種と注意点

テナント物件の業種と注意点

冒頭で少し触れましたが、テナント物件には飲食業やクリニック、オフィスなどの業種があります。
それぞれの業種の特徴を理解して、慎重にテナント物件を選ぶ必要があるでしょう。

テナント物件の業種①飲食業

飲食店には「重飲食」と「軽飲食可」の2種類あります。
そのため、飲食店を開業する際には選んだ物件が飲食店を営むことが許可されているかどうかを確認する必要があります。
重飲食とはレストランや定食屋など本格的な調理を伴う飲食店で、軽飲食可はカフェなど飲み物や軽食を中心に提供する飲食店です。

テナント物件の業種②クリニック

クリニックは患者の健康を維持、そして向上させるために、技術面はもちろん環境も大切です。
クリニック内の清潔感や明るさ、プライバシーを確保できるかどうかも確認しておきましょう。
ビルテナントで単独開業するクリニックは「ビル診」と呼ばれ、建物に複数のクリニックが入っていることを「医療モール」と呼びます。
このように、クリニックをテナント開業するだけでも種類がさまざまなため、円滑に進められるように自分に合った方法を選びましょう。

テナント物件の業種③オフィス

テナント物件の業種3つ目のオフィスは、飲食店やクリニックとは違い来客者が少ないことがほとんどです。
取引先との打ち合わせや商談がおこなわれることがあっても、インターネットが普及したことで打ち合せも画面上でおこなうことが増えています。
また、通常はお客さんと商取引がおこなわれることないので、基本的に社員の出入りだけになるでしょう。

テナント開業の注意点

ここまでテナント物件の業種についてご紹介しましたが、開業時にはいくつかの注意があります。
まず「用法順守義務」に基づき契約時と異なる事業をおこなうことは禁じられています。
たとえば、クリニックを開業すると契約を交わしたにも関わらず、飲食店をおこなうと賃貸借契約の解除を求められるでしょう。
また、ペット禁止のテナント物件でペットショップを開業したり、楽器禁止にも関わらず楽器を販売したりするのは避けましょう。
ここまでご覧になった方は「当然のこと」と思う方も少なくないと思いますが、意外と注意事項を見落としてしまうことがあります。
さらに、業種によっては特別な制限が設けられていることもあるため、事前に確認しておくことが賢明です。

業種別のテナント物件の選び方

業種別のテナント物件の選び方

前章ではテナント物件の業種についてご紹介いたしましたが、業種によってテナント物件の選び方は異なります。
テナント物件を選ぶ際にとくに重要視するべきポイントは「立地の選定」です。
では、どのようにしてテナント物件の立地を選定すると良いのでしょうか。

テナント物件の選び方①飲食店

飲食店と一概に言っても、カフェや居酒屋などさまざまです。
カフェを開業する場合は、まずモーニングを提供するのか、ランチを中心に提供するのか決めると良いです。
また、ターゲットは女性なのか男性なのかなどを決めて、そこからしっかりとコンセプトを固めます。
そうすることで、選ぶべきテナント物件を明確にすることができ、立地の選定も適切にできます。
たとえば、「お昼休憩にOLが気軽に入れるカフェ」がコンセプトの場合は、オフィス街にあるテナント物件を選ぶと良いでしょう。
一方、居酒屋を開業する場合はサラリーマンが立ち寄りやすく、賑わっている場所を選ぶと良いでしょう。
なお人気エリアだからといって必ずしも集客できるわけではないので注意が必要です。
人気エリアは、やはり競合が多いため、それを見越した戦略を立てて安定した集客を獲得することが大切です。

テナント物件の選び方②クリニック

クリニックを開業する場合は、どのような診療をおこなうかによってテナント物件の選び方が異なります。
たとえば、競合が少ない珍しい診療をおこなう場合は、多少立地が悪くても患者は足を運んでくれるでしょう。
一方、競合が多い場合は、駅から徒歩圏内や人通りが多い場所などを選定するのが良いです。
また、差別化を図るための工夫を施すことも大切で、自社にしかない強みや信頼性を打ち出すようにしましょう。
そして、クリニックと聞くと清潔感をイメージして外観にこだわりを持つ方も少なくないかもしれません。
しかし外観が綺麗だからといって立地条件を疎かにしてしまうと、今後の収益に繋がるので注意が必要です。
リフォームやリノベーションで外観は変えることができるので、何を一番優先とするべきか慎重に考えるようにしましょう。

まとめ

テナントとは商業施設の一部分を借りて商品の販売をおこなう借主を指し、店舗は商品を展示して販売するための建物を指します。
テナント物件の業種とには飲食業やクリニックなどがあり、契約時と異なる事業をおこなうことは禁じられているので注意が必要です。
そして、テナント物件を選ぶ際は立地の選定がとくに重要で、お店のコンセプトや展開するサービスをしっかりと固めて需要に合った立地選びをしましょう。


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