貸し倉庫と貸し工場のシャッター!適した種類や選び方をご紹介
貸し倉庫や貸し工場にとって、防犯や空調管理などの面から大切になってくるものが、シャッターです。
シャッターの種類や選び方次第で、貸し倉庫や貸し工場の気密性などの性能や使い勝手にも影響する要素といえます。
今回は、貸し倉庫や貸し工場にシャッターが必要な理由をはじめ、シャッターの種類や選び方について解説します。
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貸し倉庫と貸し工場の重要設備!シャッターの必要性を解説
倉庫や工場には、シャッターが付いていることがありますが、設置されている意味や必要性については、あいまいになっているケースもあるかもしれません。
まずは、貸し倉庫や貸し工場にとって、重要な設備となるシャッターの必要性から解説します。
商品を守る
シャッターは、貸し倉庫や貸し工場の出入り口を開閉するものです。
貸し倉庫や貸し工場が稼働している日中はシャッターを全開に、夜間は閉めているケースが多いでしょう。
夜間は、従業員などの出入りも少なくなりますが、そんななか、保管されている商品を守る役割も担っているのがシャッターです。
24時間で稼働している製造業などの工場でも、搬入搬出のない夜間は、必要のない部分を閉めておくことにより、シャッターが商品を守ることにつながります。
商品のほかに、重機や鋼材などを置いている場合も、閉めておけば盗難を防ぐことに役立ちます。
シャッターが設置されていると、侵入者にとっては開閉に時間や手間がかかるため、防犯面で有用な設備です。
空調管理
貸し倉庫や貸し工場のなかには、日中も一部のシャッターを閉じて利用しているケースも見られます。
空調管理の一環として、シャッターを利用し、商品の品質維持などに役立てているためです。
貸し倉庫や貸し工場には、搬入搬出用の出入り口が必要ですが、扉が小さいと作業に時間がかかってしまいます。
シャッターが設置されていると、作業時には大きく開放できるため、素早く搬入搬出し、冷気や暖気を逃しにくくなります。
たとえば、精密機器や食品の工場では、室内に冷暖房をしていることも多いため、高速で開閉できるシャッターがあると安心です。
また、室内から冷暖房が逃げることを防ぐ以外に、外から虫やほこりを入りにくくする意味でも、シャッターの必要性があります。
周辺環境への配慮
工場によっては、周辺に影響を与えることはなくても、製造過程でにおいや煙が生じる場合もあります。
施設がある近隣住民とのトラブルを回避するうえで、外に漏れないよう防ぐことは大切です。
周辺環境を守る面でも、シャッターの必要性があるといえます。
ほかにも、貸し倉庫や貸し工場では、強い雨や風、災害なども考慮しておく必要があります。
シャッターがあると、強風や豪雨からも窓ガラスを守って割れることを防ぐことにも有用です。
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多様なシャッター!貸し倉庫と貸し工場に適した種類を解説
商品を守るだけでなく、空調管理などの面からも、貸し倉庫や貸し工場に欠かせないのがシャッターです。
しかし、シャッターにはさまざまな種類があるため、種類ごとの特徴も知っておくと、選ぶ際の参考になります。
ワイドシャッター
貸し倉庫や貸し工場の開口部が大きい場合に適した種類が、ワイドシャッターです。
出入り口に採用することにより、搬入をおこなうときにもスムーズに作業しやすくなるでしょう。
ワイドシャッターの開閉には、柱が必要です。
気密シャッター
貸し倉庫や貸し工場で、商品の品質維持を目的とした空調管理が重要な場合に、気密シャッターは適した種類といえます。
工場でおこなわれる製造過程で、温度管理が求められる場合や、虫やほこりの混入を防ぎたいときにも、気密シャッターが有効です。
気密シャッターは、気密性に優れており、出入り口に採用した場合でも機能することが魅力です。
防火シャッター
火災を食い止める機能に優れた種類が、防火シャッターになります。
外部からの延焼被害を防ぐには、外壁開口部に設置する防火シャッターが有効です。
施設内で出火した場合に、建物の一区画に火災を閉じ込めるためには、建物の内部に防火シャッターを設置します。
建築基準法で決められた地域には、防火シャッターを設けることが定められています。
防爆シャッター
動作時の静電気対策に優れ、発火に気を付けたい場所の安全を考慮されているのが、防爆シャッターです。
化学薬品を取り扱う工場などで、多く採用されているシャッターであり、万が一の爆発時には被害を最小限に留めることにも役立ちます。
重量シャッター
シャッタースラットの厚みが基準になっており、重量シャッターに分類されるのは、1.6㎜以上あるものです。
一般的に、シャッターは厚みを増すほど、性能が発揮しやすいとされています。
厚みが特徴である重量シャッターは、防火や防水、防煙のほか、防犯性にも優れていることが魅力です。
高速シャッター
開口部の速やかな開閉が求められる貸し倉庫や貸し工場で役立つ種類として、高速シャッターが挙げられます。
とくに、気密性が重要になる作業をおこなう場合など、高速シャッターであれば素早く開閉ができるため、作業効率をアップします。
日ごろ便利なだけでなく、火災が生じたときにも、速やかな開閉により、煙を閉じ込めることが可能です。
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貸し倉庫と貸し工場のシャッター選び!失敗しないポイントを解説
性能だけでなく、使い勝手が良く、貸し倉庫や貸し工場に適したシャッターを選択するには、選ぶ際に意識したいポイントがいくつかあります。
ここでは、貸し倉庫や貸し工場のシャッター選びで、失敗しないためのポイントを解説します。
用途や目的に合うものを選ぶ
失敗しないためのシャッター選びのポイントとして、用途や目的に合わせた選択が重要です。
シャッターは、厚みや機能性などの違いから、さまざまな種類のものがあります。
どのような用途や目的での設置かを考慮して選ぶことが、ポイントです。
検討する際には、設計図を見て設置場所を考えながら決めると、適切なシャッターも選びやすくなるでしょう。
開閉方法の違いで選ぶ
シャッターを開閉させる操作方法には、手動と電動がありますが、コストや利便性の面でのメリット・デメリットが異なってきます。
手動シャッターは、電動シャッターと比較するとリーズナブルなことが魅力です。
開閉は手動になるため、手間はかかりますが、構造はシンプルで故障リスクも少ないこともポイントです。
電動シャッターは、リモコン操作による開閉のため、力の弱い方が利用する場合にも難なく開閉できます。
また、比較的静かで、障害物があるときには開閉が止まるなど、安全性に配慮した機能が付いた製品が多いことも特徴といえます。
メリット・デメリットの違いをふまえて、適したもの選ぶことが失敗のない選び方のポイントです。
また、手動・電動の操作方法以外にも、貸し倉庫や貸し工場のシャッターを選ぶ際に着目したいのが、開閉方法の違いです。
開閉方法は、上下式と横引き式に分けることもできます。
上下式のシャッターには、安価な巻き上げ方式や、スラットが天井に格納されるオーバースライダー方式があります。
オーバースライダー方式は、開閉速度が早く、静音性にも優れていることが特徴です。
一方、横引き式は、シャッターケースが横の壁に付いているものです。
使用時のイメージは、カーテンや引き戸に近く、横へ水平に動かし、収納します。
横引き式は、コストは高い傾向ですが、開口部の形に合わせて設置しやすく、手動でも操作しやすいことが魅力です。
開閉は上下式のシャッターが採用されることが多いですが、貸し倉庫や貸し工場の構造などを考慮し、ケースにあわせて選択することが、効率性にもつながるポイントです。
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まとめ
貸し倉庫や貸し工場のシャッターは、商品を守ることはもちろん、空調管理などの面でも、重要な設備です。
シャッターには種類があり、貸し倉庫や貸し工場に適した機能を持つものも多くあります。
選ぶ際には、用途や物件の構造に応じて、適切なものを選択することが失敗しないポイントです。
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