貸工場でよく使われるクレーンの種類とは?3つの種類をご紹介!

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貸工場でよく使われるクレーンの種類とは?3つの種類をご紹介!

貸工場の賃貸借契約を検討していくなかで、工場内で重い建材や部員を運搬する必要がある方もいらしゃるかと思います。
工場で使用されるクレーンには、さまざまな種類があり、特徴や向いている使用用途に違いがあるのです。
そこでこの記事では、貸工場で使用されるクレーンの種類を3つに分けて解説します。

天井クレーンの特徴とは

天井クレーンの特徴とは

天井クレーンは、天井に近い高さの位置荷物を吊り上げるタイプのものです。
大きて重い部品や建材などの運搬をおこなう賃工場でよく使用されています。
向上屋内の向かい合う壁面にレールを1本ずつ設置し、レールの上に台車を乗せてクレーンが移動するクラブトロリ式がもっとも一般的です。
ここでは、その特徴を解説していきます。

荷物を効率的に扱える

天井クレーンを導入している貸工場では、鉄鋼や産業機器、建築関連の資材など中型~大型の荷物を効率的に移動できます。
種類も豊富で、小型でも数百kg~数トンの荷物の移動が可能で、小規模な工場や倉庫などで使用されるケースが多いです。
大型の場合、数十トン~数百トンの荷物の移動が可能で大規模な向上や造船場、重機製造向上などで使用されます。

スペースの有効活用

床スペースが存分に空いているため、床スペースの空間を最大限に有効的な活用が可能な点も特徴の1つです。
天井に設置できるため、フォークリフトを使って荷物の移動をする場合にフォークリフトが通ることができるスペースを十分に確保できます。
使用するとほかの機器では届かない場所にも簡単にアクセスでき、工場内のあらゆる場所へ荷物の移動が可能です。
つまり、通路の確保や工場内の障害物を簡単に避けて移動ができるため、作業効率が上がり賃工場の生産性が高まるでしょう。

安全性の向上

天井クレーンを使用すると地上で作業をおこなう方との接触を最小限に抑えられ、人力による荷物の移動を排除して労働者のケガを未然に防ぎ、安全性の向上に期待ができます。
また、操作は無線を使用したリモコンやボタンステーションからの操作となるため、オペレーターは安全な位置からの作業が可能です。
操作前に接近検出装置や警報音が鳴り、周囲で作業をおこなう方に注意を促せますが、操作前に周囲で作業をする方に声をかけるとより安全が保たれるでしょう。

橋型クレーンの特徴とは

橋型クレーンの特徴とは

橋型クレーンは、地上にレールを設置し、レールの上を橋型に組まれた脚付きの台車が移動するタイプです。
2つの平行に並んだレールの上を移動する橋梁部分と、橋梁の下を移動するトロリで構成されています。
屋外で使用されるケースが多いですが、工場内でも建物の強度がないときには活用される場合があります。
ここでは、その特徴を解説していきますので、ご参考になさってください。

作業範囲が広がる

橋型クレーンは、レールの上を左右に移動でき、トロリが橋梁の下を前後に移動させると広い範囲で作業が可能です。
建材や部品などの運搬距離が長い場合など、広い賃工場に向いている種類といえます。

作業内容に合わせてカスタマイズできる

作業内容によって、大きさや規模が決められるため、作業内容に合わせて組み合わせられるのが特徴です。
たとえば、屋内で使用する際は、建物内の広さに合わせて、屋外で使用する際は場所と使用用途に合わせて組み立てられます。
作業内容と作業をおこなう場所の広さに合わせて思いどおりに組み合わせらる、カスタマイズ性の高さは、多くの企業にとって魅力でしょう。

建屋側の制約を受けない

橋型クレーンは、建屋側の制約を受けないため、何mでもつなげて使用できます。
たとえば、造船所のドックに設置されているものは、サイズが100m級のものが多いです。
また、ガーダーと呼ばれる主桁を脚より外に開くと、レールを片持ちさせる構造に変形させられます。
レールを変形させると、脚の内側だけではなく、脚の外側にある吊り荷を引き込めるため、有効範囲を広げられるでしょう。
しかし、レーンを片持ち構造にする際は、複雑な計算をする必要があり、片持ちで使用する場合は慎重な検討が必要です。

大きい荷物の取り扱い

強力な吊り上げ能力がある点も特徴の1つです。
重い荷物や資材を扱う賃工場では、効率的に持ち上げて移動させられるため便利でしょう。

さまざまな場面で使用が可能

使用されているのは、小規模な工場での生産ラインや倉庫内の荷物移動だけではありません。
大規模な製鉄所や造船所など、さまざま場面でも材料の取り扱いに使用されています。

壁クレーンの特徴とは

壁クレーンの特徴とは

壁クレーンは、建物の壁や柱に対して水平にジブと呼ばれる腕や竿を設置するタイプのものです。
ジブの先端部分に固定されている固定式タイプのほか、ジブに沿ってトロリが走行する可動式タイプなどがあります。
ジブは旋回が可能で、旋回のほかにもジブが走行するタイプのものもあります。
ここではその特徴を解説するので、賃工場への設置を検討している方はご参考になさってください。

ウォールクレーン

ホイスト式の壁クレーンであるウォールクレーンは、建屋の壁沿いに設けられたランウェイに沿って走行するものです。
重い荷物より軽い荷物や容量の低い荷物の運搬に向いており、ほかのものと比べると設置しやすく、天井クレーンの補助的に使われるケースが多いです。

壁走行ジブクレーン

壁面走行タイプのジブクレーンは、産業が盛んな現場で効率的に作業ができるように設計された特殊なもので、コンパクトなため床面積が限られたエリアで使用できます。
建物の壁や柱に備え付けられるため、特定のエリアの長さに合わせて水平移動が可能です。
優れた操縦性が備わっているため、軽い荷物から中型の荷物まで容易に運搬が可能で製造現場や倉庫、メンテナンス施設などのさまざまな業界で使用されています。

壁クレーンの注意点

使用するときは、耐荷重に注意しなければなりません。
ほかのものと比べると、小型なうえに軽量設計で荷重能力が低いため大型の荷物には不向きで、数トン~10トン程度が限界と言われています。
定期的に釣り上げる必要がある荷物がある場合は、その最大重量を事前に確認し、適切な積載量を備えたものを選択しましょう。
また、アームのスパンの長さにも注意が必要です。
スパンの長さは、ジブクレーンが壁に沿って移動する距離を指し、スパンの長さによって利用が可能なワークスペースと必要なカバレッジエリアが決まります。
設置する際は、アームが意図した場所に制限なく移動できるように、スパンの長さを慎重に考えなければなりません。
ほかにも、作業の効率を決めるうえで重要な役割を果たすホイスト速度と制御を慎重におこなう必要があります。
作業内容によっては、巻き上げ速度が調整できる壁走行タイプのジブクレーンが必要になるケースもあります。
さらに、操作を簡単にするためには、ペンダントコントロールやリモコンで操作が可能な制御オプションの検討が重要です。
そして、事前の建物に設置できるかどうかの判断も必要です。
建物の壁の構造や基礎構造、必要になる可能性がある追加のオプションなどを考慮したうえで、設置しましょう。
不明な点がある場合、専門業者に相談すると、スムーズで安全な設置が可能になります。

まとめ

貸工場にクレーンを設置する際は、使用用途や種類を把握して、設置する必要があります。
設置に関して不安がある場合は、専門家へご相談ください。
設置されたイメージをしたうえで、貸工場の賃貸借契約をしましょう。


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