オフィスに喫煙所を設置する際に注意しなければいけない法律と対策法
東京オリンピックに際し、喫煙可能なエリアは大幅に狭まってしまいました。
新たな法律も作られ、喫煙者にとってはなんとも肩身が狭い世の中でしょう。
今回は、オフィスに喫煙所を設置する際の注意点を法律の観点から説明し、さらに喫煙ブースの作り方についても解説していきます。
オフィスでの喫煙所設置に関わってくる法律とは?
近年は学校や職場だけでなく、居酒屋などの飲食店でも喫煙対策が進んでいます。
その一環として、2018年6月には受動喫煙防止条例が制定され、くわえて同年7月には健康増進法も改正されました。
喫煙者の居場所が徐々になくなりつつありますが、それでもまだまだタバコを吸っていたい愛煙家の方は多いです。
そのような方々のために、喫煙所をオフィスに設置するとしても、受動喫煙防止条例と健康増進法に則り、受動喫煙を防がなくてはなりません。
オフィスに喫煙所を設置したい!おすすめの分煙対策とは?
新しい法律が施行されたため、一般企業のオフィスは原則的に屋内禁煙となりました。
もちろん回避方法はありますが、それには手間や費用がかかるので、喫煙所を手軽に用意したいなら屋外に設けたほうが良いでしょう。
いきなり屋内全面禁煙が難しいという場合でも、空間分煙を実施すれば、当面の移行措置として屋内での喫煙が認められます。
空間分煙をおこなうには、まず喫煙専用のスペースを用意してください。
また、その空間から煙が漏れないようになっているか、空気がきちんと循環されるような設計になっているかも求められます。
オフィスに喫煙所を設置したい!喫煙ブースの作り方を紹介
なるべく低コストで喫煙ブースを設置したいなら、分煙キャビンを活用しましょう。
キャビン内には換気扇が設置されており、有害な煙を外部に漏らしません。
また、オフィス全体を改装する必要がなく、設置できる場所の選択肢も広いです。
レンタルも可能なので、分煙対策が急に必要になった場合にも使えます。
キャビンではなく喫煙専用スペースを作る場合は、十分な換気をおこなわなければいけません。
蝶番が付いている開閉式のドアでは、人が出入りする際に煙が漏れやすいので、喫煙スペースにはスライド式のドアを使用したほうが良いでしょう。
ドアの代わりに、のれんを入り口に設置することも効果的です。
下部の開いたスペースから十分な換気をおこなえ、さらに上部は幅に合わせて設置できるので、煙が漏れ出しにくいです。