賃貸物件を探している方は確認しよう!線路沿い物件のメリットとデメリット
賃貸物件を探す際、部屋の設備や間取りだけでなく、立地や周辺の環境も比較して検討するのが一般的です。
騒音や振動の不安を考慮し、線路沿いにある物件を避ける方も多いのですが、これらの物件にはいくつかのメリットがあります。
今回は賃貸物件を探している方に向けて、線路沿いにある賃貸物件のメリットとデメリットをご紹介します。
線路沿いの賃貸物件を選ぶメリット
線路沿いの賃貸物件のメリットは大きく分けて「家賃が安い」「日当たりが良好」「駅まで近い」の3つです。
一般的に賃貸物件を探す際は、騒音や振動を避ける方が多いので、一般的な立地の物件に比べて需要が少ない分、家賃が相場よりも低めに設定されていることが多いです。
将来のために貯金をしているなど、低い家賃で生活することを望む方にはぴったりの物件といえるでしょう。
また、線路沿いに物件を建てる場合は安全面を考慮して、線路から一定のスペースを確保する必要があります。
近くに遮蔽物がなく、気持ちの良い太陽の光が室内に入ります。
1階ではなく、高層階ならば景観も楽しめるためおすすめです。
そして、線路沿いの物件は駅まで近いことが多く、通学や通勤のしやすさもメリットです。
夜中でも明るく人も比較的多いので、女性の一人暮らしでも安心できます。
線路沿いの賃貸物件を選ぶデメリット
線路沿いにある賃貸物件のデメリットは、列車が通過する際の騒音と振動です。
貨物列車が通過する場合、深夜や早朝でも走行音が発生します。
また踏切が近い場合、遮断機の音にも悩まされるでしょう。
もう1つのデメリットは、電車の乗客に室内を見られてしまう恐れがあることです。
窓の向きや部屋の高さによりますが、プライベートな空間を見られてしまう可能性が高いといえます。
洗濯物を見られてしまうこともあるので、事前に対策しておきましょう。
線路沿いにある賃貸物件のデメリットへの対策
窓を閉め切っても騒音がひどい場合は、わずかに生じた隙間から音が入り込んでいるかもしれません。
その場合は、窓の隙間にウレタンテープを張って隙間を埋めておきましょう。
また、防音カーテンや防音ボードを使うことも効果的ですが、振動に対しては物件自体の強度が問題なので、事前に内見をして確認しましょう。
そして、車内から部屋が見えてしまう問題に関しては、レースのカーテンを取りつけるなどのほかに、あらかじめ見えにくい階の部屋を選ぶことも重要です。
線路の高さと階層の高さが合わなければ車内からは見えないので、事前にその電車に乗り、部屋の様子を見てみると良いでしょう。