工場の作業には必要不可欠な安全靴の重要性とは?お手入れ方法も解説
高所作業や床が滑りやすい工場など、安全靴は特定の仕事場で身を守るための大切な装備の1つです。
この記事では、工場をはじめとする作業場に欠かせない安全靴について解説しています。
安全靴の利点や簡単なお手入れ方法についても見ていきましょう。
本記事を読めば安全靴の重要性を知ることができ、納得感をもって現場に導入できるでしょう。
安全靴の重要性とは?工場などの作業場では不安定な足元は命取りになる
工事などのいわゆる現場仕事を担うほとんどの職場では、安全靴と呼ばれる靴を履いて作業をおこないます。
安全靴とは、その名のとおり人命を怪我から守る靴のことです。
たとえば、工場内であれば次のような危険が考えられます。
●重いものが足元に落ちる
●水や油で湿った床で転倒する危険がある
●釘などの鋭利なものを踏んでしまう危険がある
●感電や火が燃え移るのを防ぐ
このように、作業現場によってはさまざまなリスクがあるのです。
安全靴は、こうした怪我を完全に防げなかったとしても、ダメージや損傷が最小限で済むよう計算されて作られた靴です。
用途によって使い分けができるよう、使用が3段階に分けられています。
●L種…軽作業(体力をあまり使わない作業でピッキングやライン作業が該当)
●S種…普通作業(建設現場などでは一般的にこのラインが使用されている)
●H種…(鉱山や造船といった重度の危険が伴う現場で使用される)
工場での作業に欠かせない安全靴のお手入れ方法とは?
安全靴とは、身を守るために通常の靴よりも硬い素材でできています。
しかし、履きこなすことで足の形にフィットしていくため、きちんとしたお手入れを実践して長く履き続けることを推奨しています。
簡単なお手入れ方法を見ていきましょう。
汚れ落とし
軽い汚れは、ブラシややわらかい布で拭きとっておきましょう。
拭き上げ
革製の安全靴は、靴クリームを塗って磨きあげましょう。
人工皮革製(いわゆるフェイクレザー)は、専用のローションクリームで汚れを拭きとってから、靴クリームを塗って仕上げます。
水で濡れた場合
安全靴が水に濡れてしまった場合は、きちんと乾かしてから手入れをおこないます。
どれだけ早く乾かしたい場合でも、陰干しして自然乾燥させるのが鉄則です。
靴表面に汚れが浮き出てしまった場合は、石鹸水で拭きとってから靴クリームを塗って仕上げます。