倉庫を借りるときは低床式と高床式のどっちがおすすめ?注意点もご紹介
倉庫を借りる際には、床の構造をチェックしておく必要があります。
床の構造はおもに低床式と高床式の2種類に分けられ、運搬車の種類や取り扱う商品などに合わせて選ぶことが重要です。
今回は、低床式と高床式のそれぞれのメリットとデメリット、注意点などを紹介します。
倉庫を借りるなら低床式と高床式のどっちがいい?メリットとデメリット
低床式もしくは高床式のどっちを選ぶべきかは、どのような場面で利用するのかによって異なります。
倉庫と地面との境目がフラットな低床式は、フォークリフトやトラック、重機などがスムーズに出入りできるため、効率的な入出庫作業が可能です。
また、高床式のように床を底上げしなくて済むので、建築費を安く抑えられます。
低床式のデメリットは、大雨の際に浸水被害のリスクがあり、予防策が必須であることです。
雨水の侵入を防ぐために、排水設備の見直しや防水壁の設置などの対策が求められます。
高床式は、倉庫の床面が敷地面より高い位置にあるタイプです。プラットホーム式と呼んだりもします。
倉庫の床面とトラックの荷台と同じ高さであれば、荷物の積み降ろしがスムーズにおこなえます。
また、ホコリが入りにくく湿気にも強いため、衛生管理の必要な商品や付加価値の高い商品を扱うケースにも向いているでしょう。
高床式のデメリットは、床を底上げする必要があるので、建築費用が低床式よりも高くなるという点です。
倉庫を借りるときの注意点とは?目的に合わせて低床式と高床式を選ぼう
倉庫を借りる際の注意点は、それぞれのメリットとデメリットをふまえて、使用目的に合わせたタイプを選ぶことです。
低床式は大雨で浸水被害に遭う可能性があるため、品質管理を徹底したいケースには向きません。
浸水被害に遭いやすい立地なら、さまざまな対策を講じなければならず、通常なら安く済むはずが、逆に費用がかさんでしまうことも考えられます。
高床式の場合は、床を底上げする際に、収納する商品に合わせて床の強度を適宜調整する必要があります。
また、使用する車両のサイズにより荷台の高さが異なるため、販売会社によっては適した高さの倉庫を取り扱っていない場合もあるでしょう。
倉庫選びの際は、使用する目的と車両の種類を明確にしておくことをおすすめします。